ペット保険は、ペットの飼育環境の向上にともなうペットの高齢化と病気の多様化が進む昨今、ペットユーザーの負担を減らし、ペットが寿命を全うするまで安心して暮らすために、社会的にも必要なサービスになってきています。
しかし、早くからペット保険が一般に認知されていた欧米諸国と違って、日本のペット保険の現状は発展途上にあるといえます。そのため、人間が加入している生命保険や医療保険の加入者に対する社会的保障が整っていません。
一般の保険であれば、もし保険会社が破綻した場合でも、各保険会社が強制加入している契約者保護機構というシステムのおかげで保険金の一定金額が保障されています。
また、契約前には保険内容の詳しい事前説明が義務づけられていますし、保険金未払いなどのトラブルに巻き込まれた場合でも、契約者が一定の範囲で保護されるよう法律で義務づけられています。
しかしペット保険は、契約者保護機構の対象にはなっていません。ペット保険を取り扱う会社も契約者保護機構への加入を義務づけられていないのです。ペット保険の加入者を保護する法律もありません。ペット保険は共済型で運営されていることが多く、保険事業の免許を取得してないペット保険会社もあります。
ペットのおかれている社会的現状を考えると、近い将来改善されていくとは思われますが、それまでは契約時の会社側の対応や、加入者の評価の声などを聞いて自分自身で信頼の置けるペット保険会社を見つけていくしかありません。